diary

笹まくら

笹まくら丸谷才一さんの昭和41年の小説。描写がとにかく繊細なのと現在と過去が突然切り替わる構成が面白い。主人公の現在の勤め先である大学のモデルがどうみてもワタシが通っていた学校なので校内の様子や雰囲気が手に取るようにわかったり、今年の春に松下奈緒ツアーで訪れた宇和島が過去の舞台になっていたりと、何か特別に親しみを感じる作品であった。